CMSコラムCOLUMN

cmsの価格について

cmsはオープンソース型から市販型まで多数の種類があり、価格もかなりの差があります。cmsの価格についてはいくつかのポイントでまとめられます。

1つ目のポイントは作業効率です。cmsは記事や動画、デザインを管理するツールなのですが、管理の仕方はさまざまであり、価格を大きく変えるポイントでもあります。もっとも低価格、もしくはオープンソース型で採用されているのがリスト型です。記事やデザインなどをリスト形式でまとめてくれます。名称も付けられますので把握はしやすいのですが、大量にある場合は検索なども行いながら選ぶ事になります。リスト型と違いさらに効率よく利用できるのがコンテンツ自体にタグなどの識別子を付けられる方式です。タグなどをつける方式は市販ソフトでよく利用されており、コンテンツが多くても管理しやすいツールとなっています。

2つ目のポイントは画像の扱いです。コンテンツの中でもっとも目立ち、差がつきやすいのが画像です。画像はPhotoshopなどで加工したものを利用しますが、市販ソフトの中には画像処理を自動化してくれるソフトも多く、価格の差がつきやすい部分です。また、動画を扱うコンテンツも増えていますが、動画は見る端末ごとに解像度などを変更して保存する必要がありますが、この動画変換も自動で行ってくれる市販のcmsが増えており好評です。

3つ目のポイントはテンプレートとプラグインの数です。市販ソフトではサンプルファイルを多数用意していますが、中でもサイトのデザインの肝となるテンプレートについては価格が高い場合は多く用意される傾向が強いです。静的なホームページだけではなく、動的に変更されるホームページ用、店舗用、カタログ用など市販ソフトの場合はサイトの種類に合わせて用意されるのが多く、中には専門店や病院、薬局など特殊なホームページについてもテンプレートを充実させているケースが増えています。

cmsの値段は主に機能で決まると言われてきていますが、使い勝手などでの差別化も多く図られており、ツールごとの差が激しくなっています。さらにテンプレートなどの充実もあり、機能面だけで選ぶことが難しくなっています。また、オープンソースの利用が多かった分野ですが、サポートの重要性、テンプレートなどのコンテンツの豊富さを理由に市販ソフトを購入する企業も少なくありません。今後はますます細かく細分化されて利用者が選べる幅が広がると期待されています