CMSコラムCOLUMN

cmsを利用したホームページ制作

ホームページ制作といえばヒヤリング、デザイン作成、コンテンツ作成、最終チェックと4つの工程となることが多いのですが、cmsを利用した場合にも同様な工程となります。

ヒヤリングについてはホームページの方向性、コンテンツの量、更新を誰が担当するか、保守期間、ドメインの取得の有無などが話し合われ、その中で、費用面、ツールの利用の有無なども話し合われることとなります。ヒヤリングでは更新の頻度も話されますが、担当者がいない場合も多く、デザイン会社に丸投げするサイトも少なくありません。その場合でもcmsは有効なツールとなるので利用される傾向が強くなっています。

cmsを利用したホームページ制作ではヒヤリング以外は一般的なホームページ制作とは異なる点があります。1つ目はデザイン面です。ツールを利用するのですが、多くは静的なデザインではなく、ツール向けにテンプレート化されます。テンプレートはコンテンツを埋め込むのを前提にルールに従って作成されます。テンプレートのルールに沿っていればデザインの変更がすぐに行なえますし、コンテンツを作る側も対応しやすいメリットがあります。2つ目はコンテンツの作り方です。ホームページは見る端末に合わせてコンテンツを変えていく場合があります。PC向けとスマホ向けといったようにサイズや圧縮方法などを適切に変えていくことでPCでもスマホでも快適に見てもらえることを目指しています。しかし、cmsを利用する場合は画像や動画をアップすると自動で変換して各端末ごとにファイルを作ってくれるツールが多くなっています。そのため、工数がかなり減る事になります。また、記事についても文字数を減らさず、見せ方を変えることでPCだけではなく、スマホでも見やすいサイトにしています。3つ目はチェック方法です。静的なホームページの場合はコンテンツの誤植などを探すだけになりますが、cmsを利用する場合はコンテンツ自体のチェックの他に機能面でのチェックも行われます。機能面でのチェックでは実際の稼働状況を見るだけではなく、負荷がかかった際に余計なものが表示されないか、表示がおかしくならなかなども合わせてチェックされます。

ホームページ制作は一度作ればそのまま放置となる場合も多いですが、定期的な変更を加え、視聴者を増やすことを目的にするサイトも増えています。それぞれの方向性に合わせて柔軟に対応できるのがcmsの利点とも言えます