JUKI様

世界の縫製をリードする大手ミシンメーカーJUKI様。
家庭用ミシンのWebサイトに、vibit CMS を導入し、2016年9月にサイトリニューアルを実現されました。
お客様にぴったりなミシンをお届けしたいーそんな思いで、日々、より良いサイト作りに尽力されています。
ご担当のマーケティング部プロジェクトリーダーの松山さまとご担当の長島さまにお話を聞きました。

JUKI

─ まず、最初に御社の事業紹介をして頂けますでしょうか。

松山:JUKIは事業者向けの工業用ミシンで有名ですが、我々は個人向けの家庭用ミシンを製造・販売しているセクションです。

─ 導入前の課題やCMS導入のきっかけについてお聞かせください。

松山:導入前のシステムでは、担当者がHTMLなどの専門知識を有していないとページを作ることができませんでした。また、製品情報については、一部データベースを使用するなど複雑な構成になっており、新製品を追加掲載する時などは、どこから手をつけて良いか分かりませんでした。本来なら1ヶ月で公開したい新製品情報を、4ヶ月遅れでやっと公開できたということもありました。そのような状況から、担当者に専門知識がなくてもできる仕組みに変えたいというニーズが高まりました。

JUKI

ポイントは“拡張性”
システムに縛られず、自由に


─ では、数あるCMSの中で vibit CMS をお選びいただいた、その決定要因は何でしたか?


松山:他社CMSも含めて、全部で4社くらい検討しました。当時、CMSについてあまり知識はなかったのですが、共通して言えることは、まず入力方法が簡単になることでした。中でも vibit CMS では、今あるページをそのままCMSに置き換えるだけではなく、今後新たなページを増やしてもブロックパーツの組み合わせで対応できそうだ、と感じました。

それまでは、わからないシステムを必要以上に触りたくないので、既存のページに無理矢理新しいコンテンツを納めていましたが、自由度が高い vibit CMS ならシステムに縛られることなく、適切なブロックパーツを組み合わせ、もし適当なものがなくても、新たに発注して、追加していけば良いと思いました。今後ページが増えた時の拡張性を考えても、 vibit CMSが最適だと判断しました。

また、日本語以外に、英語・中国語と、3つのサイト構築が控えていたものの、英語・中国語サイトは日本語サイトをそのままコピーして構築できるというのも魅力でした。画像は日本で用意し、テキストのみ言語を変えて現地で入力できるため、同じような操作性を保ちながら、それぞれの地域の適切な担当者が、簡単に入力できるという、まさにグローバルな利用が可能になりました。
また、その際に重要だったことは、アクセス権を管理できるだけではなく、管理者の承認を得てから公開することができる、というフローが最初から組み込まれていたことでした。
さらに、スマートフォン対応であることも重要でした。当時は、他セクションはもちろん、他社でもおそらく対応していなかったと思います。

JUKI

設計から一緒に
Webサイトのツリー構成・階層がわかるようになった


─ 導入を決めてから、大変だったことはありましたか?

松山:シャノンさんに提案いただいた資料は、最初から完成形がイメージできるものでしたし、毎回の打ち合わせでもそれを確認しながら進めることができたので、実際にアップされるまでわからないというような不安がなく、非常にやりやすかったです。

過去に関わった業者さんは、打ち合わせ時はプログラムの話ばかりで、最後に出てくるまで完成形がわからない。製作途中では、プログラム上でなんとかするので大丈夫です、と回答されてもこちらは出来上がるまではちんぷんかんぷんですから、前任者は出来上がるまでイメージを把握することができなかったため、社内への報告などに苦労していました。

松山:強く印象に残っていることは、グローバルナビを決めるという時に、他社の例を参考に、グローバルナビは抽象度を高くして、あまり増やさない方が良い一方で、その下層にはちゃんと情報を入れられるように体系だてた階層を持たせる方が良いなど、後々の追加更新が行ないやすくする方法も、全部シャノンさんにご指導いただきました。

今考えると、サイト構成の設計からシャノンさんと一緒にさせてもらえたのが良かった。以前は、新しいコンテンツを設けるにしても、どこに入れたらよいのか全然わからない状態で、単純にどんどん増やしていましたが、今は vibit CMS のツリー構造・階層で話ができる。以前は本当にそういう概念を全く持っていませんでしたから。

JUKIインタビュー

─ そうですね、一緒に設計しました。サイトの構造について、常にイメージできるようになったということですね。

長島:ツリー構成は本当にわかりやすいです。4階層までに納めることが、お客様のためであり、我々運用側のためであり、作りやすく使いやすいサイトの大本になっていると感じます。

─ 5階層など深くなればなるほど、お客様が情報にアクセスしにくくなりますからね。ところで、もともとシステムについては詳しくなかったのですか?

長島:全然詳しくはありませんでした。以前のシステムは、難しすぎたため、別の担当者しか更新することができず、私が担当することは、どうしてもやらないといけないことや簡単な更新だけでした。そういう意味では、vibit CMS はビジュアル的にわかりやすい、見た目通りにアップできてそれを確認しながらできるので、大変助かりました。以前は実際に公開して確認しないと、どのように表示されるかわからなかったので、投稿した後に外部から指摘され、大幅に修正することもたびたび発生していました。

松山:今では、新規のコンテンツを組み入れる時も、ツリー構成・階層をイメージしながら、どの階層の下に入れるのが適当か、などメンバー間で共通の話ができるので、助かっています。
長島:サイトのオープン当初は、ミシンを使われているお客さまの声やソーイング作家先生の声を掲載するページは想定もしていませんでしたが、自分たちで話し合って共通認識のもとに新ページを製作することができました。

JUKIインタビュー

バナーが販売・ワークショップの入り口に
“デキるかデキないか”から、“デキそう”へ


─ では、導入後の評価・反応はいかがでしたか?

長島:社内での反応は素晴らしかったです。家庭用ミシンのサイトはすごいね、一番進んでいるね、いいねという話を何度も聞きました。
TOPページへのバナーも簡単に貼れるようになったので、体系立てたサイト構成に合わせて掘り下げていく方法とは別に、HPのバナーが入り口となって、特定のページに一気に誘導することができるようになりました。

最近の新製品の例ですと、「SL-700EXを体感することのできるワークショップを開催している販売店はどこか」という問い合わせが販社にたくさんあったのですが、製品情報とは別に販売店一覧というページを作成し、「HPのこちらをご覧ください」と直接誘導することができ、電話での問い合わせを減らすことができた一方、たくさんのお客様を販売店に案内することに成功しました。ワークショップのための販促キットを追加で発注することになったと聞いており、営業面でも効果があったと思います。

松山:求められるページを早急に作って、なおかつバナーを貼って誘導、ということができたからだと思います。以前はそういうことができるかできないかの検討が先でしたが、今はできそう、と思えるので、思いついたらすぐに走り出せます。

─ バナーが随分増えたように思いますが、自社で作られているのですか?

長島:別途、販売促進のためのカタログやポスターを作製していますので、それらが出来上がったら、そこから画像を抽出して加工したり、フリー素材を集めたりして作成しています。

─ 導入後に、初めて勉強されたのですか?

長島:はい。今まで画像を作るなんていうことはなかったですから。vibit CMS は、とにかく見た目どおりに公開できて、公開してから違ってた、早く直さないと、という心理的な負担もなく、助かっています。

─ 長島さんの他に編集される方は?

もう一人いて、すぐに慣れて「随分簡単ですね」と言われました。ちょっとした修正は誰でもすぐにできるので、安心です。

─ 実際、長島さんはどれくらいでストレスなく使えるようになりましたか?

長島:そうですね、3ヶ月くらいですかね。最初はやはり、vibit CMS オリジナルの特徴に慣れる必要があったので。しばらくは、やりながら覚えて、わからないところはシャノンさんに電話でサポートいただきながら徐々に慣れました。
松山:9月に中国でも公開しましたが、現地で中国人の方が編集するということで、長島が教えるために出張しました。

長島:テキストとして日本語が入っているところへ、翻訳しながらダイレクトに中国語を入れていくという作業ですが、スムーズにできました。以前は、カタログのPDFに吹き出しで中国語テキストを入れてもらい、日本でそのテキストをコピーしてHTMLに貼っていくという大変な手間がかかっていましたから、本当に助かりました。中国は、スマホが日本以上に普及していて、今回スマホ対応になったことも営業面で重要な意味があったと思います。

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─ vibit CMSのどこ・どの機能が一番気に入っていただけましたか?

長島:やはり管理画面がツリー構成で見やすいところです。
松山:それに加え、貼り付けたい画像をファイル名や保存場所を気にせず貼り付けられることです。
長島:そうですね。以前は、名前を付けて保存した画像を指定されたフォルダに格納して、それとリンクを貼るということが必要でしたが、それをしなくて良いのは本当に楽です。

─ 今後、vibit CMSをどのように活用されたいですか?将来的にイメージされていることはありますか?

松山:将来的にはSNSをうまく利用できれば、という思いはあります。最初からできないと線を引くのではなく、シャノンさんに相談すれば、SNSを取り込んで表示させるブロックパーツも、動作確認しながら制作できる、という回答がもらえるので、引き続き検討していきたいです。

また、今は切り離していますが、ECサイトとくっつけるのが本当は理想だと思います。国によって販売形態が違う中で採用はしていませんが、可能性を模索できればと考えています。

─ 本日はどうもありがとうございました。

JUKI様 家庭用ミシンWebサイトリニューアル制作+ vibit CMS 導入

JUKI様 家庭用ミシンWebサイトリニューアル制作+ vibit CMS 導入

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家庭用ミシンWebサイトのリニューアルにて、サイト設計~デザイン制作、vibit CMS を導入しました。

ミシン製品情報の検索やスペック比較、豊富なアクセサリー情報など、vibit CMSでフレキシブルにコンテンツを掲載しています。また、製品の使い方や縫い方などが一目で分かる動画の掲載、手作り小物の作り方を分かりやすく解説したマニュアルやユーザーが実際に参加できるイベント情報など、vibit CMS でWeb担当者様がいつでも簡単にコンテンツ更新・編集ができるようになったことで、訪れたユーザーがいつも楽しめて必要な情報がすぐに取得できるPRサイトが完成しました。
さらに、先進的なフラットデザインを採用することでユーザビリティの向上と読み込み速度の向上に貢献し、レスポンシブWebデザインを取り入れることでスマートフォンやタブレット端末への対応も同時に実現しました。

JUKI様 家庭用ミシンサイト 中国語ページ公開

中国語サイト

日本語サイトに続き、中国語サイトを公開されました。

中国市場は家庭用ミシン販売における大きなマーケットであり、中国語サイト構築は当初より計画されていました。

vibit CMS の「サイトコピー機能」を使うことで、日本語サイトを元に中国語サイトの複製を簡単に作成し、短期間で公開することができました。

なお、中国語コンテンツは、JUKI Webご担当者様にてすべてご入力されており、入力作業中の vibit CMS 操作サポートデスクへのご質問もほとんど無く、vibit CMSへのご理解をますます深めていただいております。

JUKI様 家庭用ミシンサイト 製品スペック比較システム追加

製品スペック比較ページ

既に vibit CMS を導入済みの「家庭用ミシンサイト」にて、エンドユーザー様が複数のミシンのスペックを並べて比較検討できる「製品スペック比較ページ」を追加公開しました。

昨今、プロのような縫製技術を持った個人ユーザー様がWebサイト上で手作りの作品を売買するなど、ミシン性能へのこだわりや機能が優れているミシンへのニーズが高まっています。 そういったユーザー様にぴったりなミシンを選んでいただけるよう、製品ラインナップの中から候補を選び、縫製スピードやぬい模様数、付属品などの情報を、1つのページで簡単に比較検討することができるページを提供しました。

これは、当社CMS構築チームにて、vibit CMS Neo の「コンテンツDB編集機能」をカスタマイズし、家庭用ミシン製品毎に機能比較ができるページを作成することで、低コストかつ短期間で実現することができました。

CMS導入後も、お客様にとってわかりやすく使いやすいサイト作りを推進されている JUKI様。サイト運用中において生じる様々な機能追加へのご要望に柔軟に対応できる事もvibit CMS Neo とシャノンの強みです。