HTMLがわからなくてもCMSでできるSEO対策

2022/06/23

HTMLがわからなくてもCMSでできるSEO対策

SVO、SVOC、SVOO…
この呪文のようなもの、なにかわかりますか?
一度は聞いたことがあると思いますが、10代前半の頃の記憶なんてもうないですよね(笑)

S=主語、V=動詞、O=目的語、C=補語、といえば思い出すでしょうか。
そうです、英語の文法です。
私が高校生のころまでは日本の英語教育は文法教育とも言われていました。中学から高校の6年間も勉強して、大学でも勉強していたのに英語を話すことができない…。学校での英語教育は話すためではなく、学力を図るための教育だったのかもしれません。

ところで、みなさんが今ご覧になっているこちらのSEOコラムというウェブページも、ある文法を用いて作成されています。

それは「HTML(=HyperText Markup Language)」というコンピュータ言語の文法です。

コンピュータ言語というと難しく感じるかもしれませんが、個人的にはHTMLは英語よりも簡単だと思います。
英語では「SVO」のように「誰が何をどうする。」という文章を示すものではありません。

「ここにはテキスト情報・文章があります」
「ここには画像があります」
と、その場所にはどんな種類の要素が存在しているのかを示すものがHTMLとなります。

テキスト情報・文章であれば「pタグ」、画像であれば「imgタグ」、とHTMLは「タグ」というものを用います。
その他、見出しを作成する「hタグ」、リストを作成する「ulタグ」など、いろいろな種類のタグがあるので、HTMLを学び始めた方は難しく感じるようです。
私はもう20年近く制作にかかわっているのでしっかり覚えていますが、覚えたての頃は略語になっている英単語で覚えていました。

見出し = heading → hタグ
文章を書く、段落を作る = paragraph → pタグ
画像を入れる = image → imgタグ
順序付きリスト = ordered list → olタグ
箇条書きリスト = unordered list → ulタグ
リストの中身 = list → liタグ

実はHTMLでよく使うタグは、こちらに加えて10種類もないかもしれません。こう見るとHTMLはとてもシンプルですね。
そして、この覚え方が制作するにあたっても、SEO対策にとても理にかなっていました。

HTMLはChromeなどのウェブブラウザや検索エンジンのクローラーに、そのページに記載されている構造を伝えるための言語なのです。

ここには見出しが入っていますよ、ここは文章です。
この画像はこのような意味を含んでいます。

という具合に、HTMLはクローラーにウェブページの構造を伝えているのです。

前回の記事「クリックされるタイトルとSEO対策」では、タイトルと説明文の大切さをお伝えしましたが、HTMLで見出しや段落を整えておくことは、実用書や解説書を読むことにとても似ています。
わかりやすい書籍では、見出しで章が始まり、文章や図で説明が入ります。時には引用を用いて信頼できるデータが示される。別の話題に移るときにも、見出しやコラムなどで別の話題であることがわかるようになっています。
見出しや文章、図などがしっかり組み立てられていると、読みやすくて、内容も理解しやすくなります。

このように見出しや文章などが理解しやすいように整えられた構造のことを「論理構造」といいます。
この論理構造がしっかりしていると、クローラーに対してコンテンツの内容を正しく伝えることができるのです。

では、HTMLを正しく理解してホームページ・ウェブサイトを作るにはどうしたらいいのでしょうか。
もちろんプロにお任せするのが一番ですよね。プロにホームページ・ウェブサイトを作ってもらった後、ページの更新や修正、新規ページを作成することはもちろん必要になります。そこで便利なのがCMSです。

CMSもいろいろとありますが、残念なことに、更新した際にHTMLが正しくならないCMSも存在しているのです。
しかし、シャノンが提供している「vibit CMS Neo」は、安心してお使いいただけます!

vibit CMS Neoの特徴のひとつ「ブロックパーツ」は、簡単にページに見出しや文章、画像などを見たままに更新できる仕組みです。見たままに更新できることが最大の魅力ではあるのですが、HTMLの構造を正しく整えるためにも一役買っています。

ページの構造に合わせたブロックパーツを用いて、見出しには「大見出し」「中見出し」と選べ、それに続く文章やリストなどを簡単に積み木のように組み立てていくことができます。そのため、コンテンツの中身に集中してページを作ることができ、論理構造も整えられていきます。
その裏ではHTMLも正しく記述されているため、クローラーもページの情報を理解しやすくなっているのです。

このようにvibit CMS Neoでページを作成・更新することが、自然とSEO対策につながります。

次回はスマートフォンとSEOの関係についてお伝えします。
お楽しみいただければ幸いです。

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